ナムトゥンバ地域では、教育、保健、栄養などマガダ全域の貧困レベルの改善を目標に、特にイジランゴビとマガダ地区において、子どもたちの家族を中心に支援活動が行われました。
より健康的な生活の実現に向けて
FHウガンダは、地域の保健所、水道局、環境局と協力して、マガダ地区の人々に新しいトイレの作り方やその重要性を教えました。より良いトイレを多くの家庭で使えるようにし、トイレの普及を目指しています。清潔なトイレを使用することで、より衛生的で健康的な生活を送れるようにするためです。
新しいトイレ作りに取り組んだジャックラインさんは、「家族が健康不安から解放されました。FHウガンダのおかげで近所の模範になれました。」と話してくれました。
栄養知識、地域に広がる
9つの村の保健チームと一緒に、265人の子どもたちの健康診断を行い、そのうち中程度の急性栄養失調と診断された子どもたちには治療を行いました。
両地区からは2人のボランティアと4人の保健チームのメンバーが選ばれ、栄養に関する知識を深める研修を毎月受けました。研修では乳幼児や青少年、妊婦の栄養について学びました。研修を受けたメンバーは、24人の保健推進ボランティアに学んだことを共有し、そのボランティアたちによって近隣に住む母親たちに情報が共有されたことで、1,320人に栄養の知識が広まりました。
教育の力で夢を叶える
FHウガンダは、学校に通っていない青少年が、就職に有利な技術を身に着けることができるように、縫製や美容師の職業訓練の支援を行いました。美容師の専門学校を卒業したエフランシさん(写真㊤)は、「この美容師コースに入学していなかったら、今頃どうなっていたかわかりません。絶望と無力感を感じていましたが、今では自分のサロンを経営しています。」とうれしそうに語ってくれました。
マガダ中等学校、マガダ小学校及びパソガーンサドウ教育機関には、それぞれ20台のコンピューターを設置しました。これによって、在学中の生徒の他にも学外の青少年やマガダ地区の住民216人が、デジタルの基本的な応用、マーケティングの知識やコツ、SNSについての指導を受けることができました。このプロジェクトを通じて、地域全体の包括的な発展とデジタル環境の促進が期待されています。
地域の人々と共に
ハンガーゼロで支援している189人の子どもたちの家庭を訪問し、生活の様子や健康状態を確認しました。この訪問を通して、子どもたちや保護者、そして活動に参加しているボランティアとの間に、とても良い関係が築かれました。
皆様からの温かい応援を感謝いたします。
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