マガダとイジランゴビ地区にある18の貯蓄グループは、貯蓄活動の管理と運営について訓練を受けました。貯蓄グループの収益性を図り、持続可能な方法でビジネスを管理するための新しいスキルを学びました。これらのスキル習得により、貯蓄グループがさらに利益を得て、世帯の収入を増やしながら、ビジネスを運営していけることを目指します。
さらに、生計向上の活動に参加しているメンバーは、家畜の給餌、疾病管理、家禽の飼育、家畜加工製品の包装などについてトレーニングを受けました。
マガダとイジランゴビ地域の69の農民グループから69人の専業農家が、プッシュプル農法技術(※1)を用いた繁殖、デスモディウム(マメ科)の増殖、苗床の一般的な管理、またプッシュプル農法を使った圃場の作り方について学び、持続可能性と生産性の向上につなげようとしています。農家グループ26組が26のプッシュプル法のトウモロコシの実演圃場を設立しました。害虫と雑草の管理に加えて、実演圃場は農家に家畜の飼料となる草の売り上げから収入を創出しているため、家計収入の増加につながっています。
*圃場(ほじょう):農産物を育てる場所
*(※1)プッシュプル法(push pull):害虫を遠ざける植物と害虫を寄せつける植物を組み合わせて、昆虫の行動を制御する農法。
プッシュプル法の設立について学ぶ農家
マガダ地区のエリャイサ・ワガルカさんは、
「以前は化学農薬を使っていましたが、それでも効果がありませんでした。家族と私はたくさんの時間とお金をかけていましたが、収穫はほとんどなかったです。しかし、FHのトレーニングを受けてとても感謝しています。プッシュプル法圃場のトウモロコシは害虫被害がなく、雑草も減少しているのを見て驚きました。以前とは違い、20m×20mの区画から150kgのトウモロコシを収穫できました。」
マガダ地区のモーゼス・ガマリさんは、家畜の生計活動に参加していますが、このように言います。
「私たちの貯蓄グループ活動を通して、FHが妊娠した雌豚を提供してくれたり、経営管理のトレーニングを続けてくれていることで、さらに明確なビジョンを持って力強く活動していけるので、幸せな気持ちです。」
これらの取り組みを通して、今後、マガダ地区の1,680世帯が持続可能な収入によって、基本的必要が満たされていくことが期待されています。
子どもたちを支える方法は2つ
特定の子どもとつながって成長を見守りたい!
そんな方は「子どもを支援する」
子どもを取り巻く環境の改善を応援したい!
そんな方は「活動を支援する」