2024年9月に支援が終了した、カンボジア・スバイルー地域の最終報告です。
FHカンボジアは、保健・栄養・衛生活動として、地域のリーダー、保健推進ボランティア、医療関係者、地方自治体、近隣の母親や保護者との協力関係の中で、母子が健康に生活を送れるように、栄養失調の直接的な要因に対処し、母親、乳児、幼児の栄養改善を図りました。
保健に関する知識の普及を促進させるために重要な役割を担ったのは、地域で訓練を受けた保健推進ボランティアたちでした。
ボランティアたちは講習を受けた後、教えられたことを積極的に実践し、近隣に住む住民の方々にパンフレットやポスターを配布しながら伝えました。
サッカダ村に住む25歳の保健推進ボランティア、チット・クンテアさんの村では、人々は保健、衛生、子どもの栄養の重要性を理解していませんでした。
FHが村で活動するようになってから、人々が変わりました。
チットさんは次のように話してくれました。
「FHが私の村で活動する前は、ここの人々は衛生状態が悪く、トイレもなく、安全でない水を飲んでいました。人々は下痢、マラリア、デング熱、咳などの病気を経験しました。妊婦は定期的に保健センターに行きませんでしたし、子どもたちは予防接種を受けませんでした。
しかし、FHが私の村で働くようになってからは変わりました。私の家族にも変化が見られました。FHから学んだことを実践することで、私たちは健康で衛生的な生活ができるようになりました。私は自分の知識と経験を惜しみなく共有することを恐れません。FHが私の村を離れても、私は近隣の人々に教えてもらったことを伝えます。私の家族と同じように健康でいてほしいからです。」
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