チャイルドストーリー 〜レインド クナドくん(フィリピン)〜
読解力補習プログラムは今年で3年目を迎え、また、計算力補習プログラムは今年で2年目を迎えました。
今年、FHフィリピンは6ヶ月間の読解力補習に焦点を当てプログラムを行っています。
この活動の目的は、教育を通じて子どもたちが考える力を養い、考えたことを賢明に決断して行動できるようにすることです。
さらに大きな目的は、学習成果の向上と能力開発が進むことによって、子どもたちがより幸せになり、考え行動に移す力が促進されることです。
スラから12人の読解が苦手な子どもを、マトノグから12人の計算の苦手な子どもと12人の読解が苦手な子どもが選ばれました。
選ばれた子どもの一人に、レインド君がいます。
バービン小学校の3年生です。スラに住んでいます。
レインド君の指導を担当する学習指導員のジョアン先生は、次のように言っています。
「レインド君は、親切で行儀が良く、クラスメートと遊ぶのが好きで基本的には素直で教えやすいけれど、集中力を特に必要とする授業では忘れっぽい一面を見せることがあります。」
レインド君の両親はマニラで働いているため、祖母が実質的な後見人となって一緒に暮らしています。
レインド君が補習プログラムに参加してから、行動に良い変化があったことに祖母は気づきました。
より熱心に学校へ行くようになり、一生懸命勉強するようになりました。
また、本を読むことや、家の中や周りに貼ってあるポスターにも関心を持つようになりました。
レインド君はより外向的で自信を持つようになり、主にゲームに使っていた携帯電話を調べものに使うなど、ガジェットの使用においてこれまで見られなかった責任感を示すようになったと祖母は話します。
また、レインド君には創造的な一面もあり、紙をいろいろな形に切るなどの工作を楽しんでいます。
学校から帰ると、その日の活動や学校の授業についてよく祖母に話すそうです。
大きくなったら軍人になりたいという夢も語ってくれました。
レインド君の話と同じように、他の家庭の保護者たちも、子どもたちが補習プログラムに参加して以来、行動や学習習慣が大幅に改善されたことを目にしています。
課題や学業に取り組む意欲が増し、教育が人生の夢を実現する鍵であることを子どもたちは理解し始めています。
保護者たちは、子どもたちの教育を全面的に支援し、配慮することを約束しました。
また、子どもたちが補習プログラムによって成長と発達の助けとなる学びの経験が与えられたことをFHフィリピンに感謝しました。
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