【FHの活動に参加する前】
ファトゥマさんは6人の子どもをもつ48歳のシングルマザーです。
夫がファトゥマさんと子どもたちを捨てたため、ファトゥマさんは常に悲惨な状況にありました。
子どもたちに教育を受けさせることができず、家族には十分な食べ物がなく、医療も受けられなかったため、命の危険にさらされていました。
生活に必要な洋服すら買えませんでした。
常に明日のことを心配しながら子どもたちを育てていました。
彼女は頼れる人もなく、自分で収入を生み出す方法も知りませんでした。
彼女はイスラム教徒ですが、貧困のためイスラム教のモスクへの義務的な献金も支払えなかったため、「神が私を祝福してくれることは決してないだろう」と思って暮らしていました。
彼女は価値のない人間とみなされていたため、会議で話す機会も与えられませんでした。
【FHの活動に参加している今】
ファトゥマさんは農業とヤギの飼育を始めました。
彼女は貯蓄グループにも参加するようになりました。
FHの支援により井戸が200m以内にできたため、家族はきれいな水を利用できるようになり、ファトゥマさんは食べるのに十分な食料を手に入れることができるようになりました。
余った作物は11キロ離れた市場で売っています。
彼女が2018年にFHから1頭のヤギを受け取った後、2019年から2023年までに15頭まで増やしました。
彼女は2023年3月に6頭のヤギを牛と交換し、それぞれ7頭のヤギを販売しました。
収益は5万6千円です。
彼女は2万4千円を使って、家を建てることができました。
ファトゥマさんは過去を振り返りながら、次のように語ってくれました。
「私はいつも将来が不安で泣いてばかりいました。他人と関わるのが怖く、感情的になっていました。非常に弱い存在でした。以前はきれいな水源へのアクセスが困難で、その水源の設備も壊れていました。学校の状態も悪く十分ではなかったので、生徒たちは木の下に座って青空教室で勉強をしていました。しかし、FHの介入後、人々が水を汲むための井戸が掘られました。また、1年で200万ウガンダ・シリング(540ドル)もお金を貯蓄することができました。」
彼女の家族は今、幸せに暮らしており、天候の影響を受けずに安心して毎晩、家で寝ることができます。
「草葺きの家で寝ているときと同じように、天気は変わるけど、今は生活への心配はなくなりました」と話してくれました。
ファトゥマさんは「地球上から人々が食料不足で飢えることがなくなる日を見たい。子どもたちがより高い教育レベルに達するのを見たい。コミュニティをサポートするために医師や教師になることもできる。私もそんな未来を見たい」と思いを分かち合ってくれました。
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