【バングラデシュ】
地域の少女たちは、月経中に汚れてもいい古い服を着て過ごし、学校に行かず、社会活動にも参加していなかったため、FHは10代の少女向けに衛生講習会を実施しました。少女たち約700人が参加し、月経時に衛生を保つための知識や、実践的な方法について学びました。FHは彼女たちに生理用布ナプキンと液体洗剤の衛生キットを配布しました。この講習会に参加した少女たちは、月経時の対処方法がわからなくなった時は、アドバイスを求めるようになってきています。これらの衛生キットのおかげで、思春期の少女たちは月経期間中に学校を休むことがなくなりました。
【ルワンダ】
サルヘシ小学校の衛生状態を改善するために、雨水タンクが設置され教室の掃除や手洗いに使うことができるようになりました。清潔な水の使用により、健康状態の改善、学校の衛生管理が改善されています。また、雨水資源の利用は、土壌侵食の抑制など環境保護にも貢献しています。人々は谷まで水を汲みに行っていましたが、現在は各家庭まで水道を引く準備をしています。
【カンボジア】
地元住民が主体的になって、地域の人々や子どもたちの衛生に関する知識と実践を高める計画を立て、トイレ建設にも着手しています。村の保健推進ボランティアのチェ・ロウンさんは、「FHカンボジアに参加する前は、地域の多くの人が頻繁に病気にかかり、特に女性や子どもは医療を受ける機会が限られていました。FHに参加してからは、出産前後のケア、子どもの健康管理、料理など多くのことを学んで、家庭訪問や村での会議の際にそれを共有するようになりました。FHの活動に関わることで、地域の役に立てることを嬉しく思っています」と語っています。
【ウガンダ】 4つの小学校での生計活動
1つ目の小学校では、70羽のウサギを飼っていますが、活動に参加している生徒への特権として、自宅で飼育を始めたい生徒たちには5羽ずつ分け、4人の男子学生が、自宅でウサギの飼育を始めています。2つ目の小学校では、学校の庭で育てた豆50㎏とタマネギ25㎏を収穫し、再び植えつけを行いました。3つ目の小学校では、8リットルの液体石鹸を2回製造し、それを販売して収益をあげることができました。4つ目の小学校では、15個のバスケットを作りましたが、まだ販売には至っていません。このような取り組みは、子どもたちに技術を習得させ、それを向上させながら収入を得る機会となっています。
【ウガンダ】 職業技能実習
若者や青少年が収入を求めて地域を離れてしまう問題があります。この問題に対処するために、学校を中退した子どもたち30人をFHは職業技能実習生として登録し、特に美容師、機械工、溶接工の技能を学ぶ機会を提供して、今後生計を立てていけるように支援しています。終了審査の合格者には修了証書が授与されます。若者たちは美容サロンや自動車の整備工として事業を始めることができるようにがんばって学んでいます。また活動地域に留まるようにもなりました。FHは青少年の積極的な参加を促して学校を中退する学生の割合を最小限に抑える努力をしています。
【ボリビア】 職業セミナー
リオ・カイネ地域の学校に通う16人の生徒が職業についての研修会を受けました。また教師たちもこの活動に参加して良い学びの時となりました。この活動に参加した高校3年生のナタリー・ロハスさんは、「自分の将来についてさまざまな問題を抱えて迷っていましたので、この研修会をしてくれたFHに感謝をしています。」と話してくれました。
【フィリピン】 職業セミナー
全国子ども月間の今回のテーマは「フィリピンにいる子どもたち一人ひとりの健康、心、福祉」に焦点を当てるものでした。FHフィリピンは、若者のための職業セミナーをオンラインで開催しました。目的は、参加者が将来の職業を選択できるように導くことでした。今回は3人の元サポートチャイルドが講演者として招かれ、自身の経験に基づいたキャリアについて語りました。体験を共有することによって、子どもたちが将来設計するための良い動機付けとなりました。この式典を通じて、子どもたちが自分の興味や関心を生かして将来の計画を立てることを考える機会になりました。
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