2023.12.19【カンボジア】貧困家庭の子どもたちへのプレゼント

カンボジアの教育議会が発表した2022～2023年の最新データによると、2022年に7.5％の生徒が学校を中退しています。最も弱い立場にある子どもたちとは、学校を中退し、厳しい環境の中で暮らしている子どもたちのことです。例えば、貧困家庭、家庭内の虐待、両親を亡くした子ども、障害を持つ母親や父親、親が出稼ぎに行っている子どもたちです。

そのような子どもたちを守るための地域の委員会が、FHのサポートのもとで設立され、地区の評議会、女性と子どものための地区委員会、７人の村長、地区の小学校の校長など、重要な関係者が関わっています。委員会は最も弱い立場にある子どもたちを守るために、子どもたちの退学の原因について話し合い、対象地域でこれらの対象となる子どもたちを特定し、特定された子どもたちの家庭訪問を行いました。

さらに委員会は、その子どもたちの基本的なニーズが満たされるように支援を行うための資金調達計画を立て、家庭訪問の際子どもの教育について家族と相談をしました。この取り組みを通して、６世帯に食料支援が行われ、子どもたちが学校に通い続けられるように働きかけると共に、魚の缶詰、魚醤、醤油、砂糖、塩、食用油、ノート、鉛筆、定規などの学用品も行いました。