私はハンネス オレジャナ パレドです。私はフロ・グランテ村にお母さんと二人の姉、姪と甥の6人で暮らしています。お父さんは借金を残して、家を出て行きました。それからは、お母さんと家族で、トウモロコシやサツマイモを生産し、食べきれない分を販売しています。また、小さな土地にパパイヤとレモンの苗を植えています。お母さんは毎日レモンの収穫をし、コチャバンバ市に売りに行っています。
私は、多額の借金を残してお母さんを棄てたお父さんには悪い思い出しかありません。お母さんは朝早くから仕事に出かけ、夜は帰ったら寝るだけの生活でした。私たちの学用品を始め、足りないものがたくさんありました。お金やサポートがなかったため、宿題をする時間がありませんでした。それが原因で、私は7年生を落第して進級できなかったのが残念でたまりませんでした。私の一番上の姉は、「私たちが幼い頃、父は私たちを棄てました。食べ物はなく、借金がたくさんありました。その日から母は、借金を返すため、私たちを食べさせるため、学用品を買うために毎日働くようになりました。私は長女なので、妹のハンネスとグリセルダの世話をしました」と言っていました。
そのことを知ったFHボリビアのスタッフのダミアンさんが何度も私と家族を心配して訪問してくれました。私の願いの一つは、テーブルと椅子で宿題をすることでした。FHの訪問サポートに感謝しています。困難な時に私の意欲を奮い立たせてくれました。テーブルと椅子をもらい、そこで宿題ができるようになりました。今、私はとても嬉しいです。
ハンネスさんのお母さんからの感謝のメッセージ:
「FHのスタッフと知り合えてとても幸せです。出会った当初から現在まで、たくさん助けてもらいました。私を奮い立たせ、子どもたちには、学校に行って専門職に就き地域で働きたい、という目標を与えてくれました。私は夫に捨てられて以来、夫が行動を改め、家族のもとに戻ってくるよう、神さまにいつも祈っています。家族を養う力を与えてくださる神さまには、ただ感謝しています。今年、娘のグリセルダが高校を卒業する予定で、とても嬉しいです。ハンネスは、姉の後に続けることを嬉しく思っています。ハンネスの夢は、高校を卒業し、大学に進学して専門的な仕事に就くことです。」
<私の家族>
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