ぼくの名前は、アノント コルです。ぼくはバングラデシュのジリム集落に住んでします。ぼくの一家は、1998年の洪水の後にこの村にやって来ました。家族はとても貧しく、お父さんは日雇い労働者として働いています。お父さんが稼いだ賃金だけで家族が生活するには十分ではなく、なんとかその日を暮らしていました。お母さんも生計を助けるために日雇い労働者として働くことがありました。お母さんは「一日の終わりに家族が何か食べる物がありますように」と願っていました。
＜アノント君と家族＞
この村はとても貧しいため、一部の人たちが副収入を得るために池で魚の養殖を始めました。これが原因で池の水が汚れてしまいました。そのことを知らない村の子どもたちは、この池でよく遊んだり、思い思いに池の水浴びをしていました。家に帰っても、汚れた不衛生な水を飲みます。それが原因で子どもたちの健康を損ない、胃の病気、風邪や咳に苦しんでいたました。村人のほとんどは水による感染症に苦しんでいました。
FHバングラデシュは2021年から、ぼくの村で支援活動を始め、3つの村の人々と共に地域開発委員会を結成しました。ぼくのお母さんがこの委員会に代表として参加するようになりました。お母さんはいつも水の問題を取り上げ、委員会と村長に飲料水について話してきました。そして、ついに2022年、ぼくの村にFHから飲料水のための設備が提供され、村の人たちやぼくはとてもうれしくなって大喜びしました。また、学校でもいつもきれいな水を飲むことができるようになって、日常生活の中できれいな水を使えるようになりました。
＜喜んでいる村の人たち＞
アノント君と家族からの感謝のメッセージ：
アノント君：「FHからこのような高価な贈り物をもらえてとてもうれしいです。純粋な飲料水はぼくたちの生活においてとても大切です。ありがとう。」
お母さん：「以前はチューブから飲料水をうまく集めるのはかなり難しかったです。重労働から戻った後はとても疲れていて、飲料水を集めることができませんでした。ですから、このきれいな水の設備は私たちの生活の中で最も重要な贈り物です。幸せすぎて、自分の気持ちをうまく言葉で表現することができないほどです。感謝します」
＜学校の支度をしているアノント君とお母さん＞
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