活動ニュース

2023.07.11【カンボジア】保健推進ボランティアの報告

活動に参加して家族の生活の質が向上
Fチャイルド報告.jpgHカンボジアが、子どもたちを取り巻く環境を改善していくために、チャンヒア村で取り組んでいる保健活動に、ソッツ・ウンさんはボランティアとして参加しています。ソッツさんは、古い習慣や行動が変わると、家族の健康と生活が変えられることを体験しました。

●FHが介入する前の家族の問題
 ソッツ・ウンさんは次のように述べています。
 子どもたちはほぼ毎月、コレラ、デング熱、マラリアにかかりました。お金があるときはスバイルーの保健所に連れて行きましたが、お金がない時は、伝統的なクメール治療を施す人に行き、祈ってもらったり、ハーブを飲んだりしていました。病院での治療には73ドルから100ドルかかり、他人からお金を借りなければなりませんでした。文字の読み書きができないこともあり、計画を立てないで暮らしていたので、私たちは十分な食事ができず、生活そのものもうまくいきませんでした。

子どもたちの生活は
 私は小さい頃学校に通わなかったので、他の人とのコミュニケーションが不足していましたし、家計の問題に対処することさえできない自分が恥ずかしく、人に会うのも恐れていました。子どもたちの教育の大切さもわかりませんでした。子どもたちには家族のために働いて欲しいと言っていましたので、子どもたちも学校を中退したほうがいいとさえ考えていました。そのような貧しい状況の中で子どももなかなか進級できないでいました。娘は中退していましたが、今は15歳で5年生に戻ったばかりです。私は、彼女に二度と中退させないと、約束しています。

カンボジアCS.jpg
FHの活動に参加して変わったことは
 私は2017年から、FHの保健推進ボランティアと貯蓄グループ活動に参加するようになりました。その活動を通して、新型コロナの予防や適切な手洗いの方法、保健について学び、家庭での衛生管理の大切さを知りました。また貯蓄について学んで、帳簿の確認をしたり、毎月のミーティングに参加したり、さまざまなトレーニングを受けました。これらの活動に参加して、自信と勇気を持つこと、隣人との良好な関係を築くこと、自分の考えを表現し話すこと、健康に関する理解と情報が大切とわかりました。
 家族の生活は以前よりも改善されました。健康や子どもたちの教育の大切さを知り、栄養を取ること、良い衛生習慣の実践、また清潔な水やトイレを使うことができるようになりました。衛生と住宅環境を改善したことで、子どもたちが以前のように病気にならなくなりました。また借金をする必要もなくなりました。村人との関係はとてもいいです。子どもたちにも学校に通い続けるように励まし、将来の教育のために貯蓄をしています。
これらの変化についてどう思いますか
 FHプログラムに参加できたことをとても嬉しく、誇りに思います。この保健活動を通して私の行動が改善された結果、私の家族の生活の質が変えられました。隣人にも伝えています。

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