ジメナさん(15)は両親と弟2人とアサワニに住んでいます。父親は農家としてわずかな収入を得ています。
他には羊や豚、鶏などの家畜も飼育しています。家族の食料は基本的には自給ですが、砂糖や米などの食料は市場で手に入れます。
<わたし学校に行きたくない・・・。>
ジメナさんは突然不登校になってしまいました。
この地区の担当スタッフがそのことを知り、心配して日本のアドバイザースタッフの小西小百合と一緒に家庭訪問をしました。そして時間をかけてジメナさんの話を聞きました。
そしてついに、ジメナさんが病弱なお母さんを心配していることを突き止めました。
「お母さんはよく病気になるため、羊飼いや家事を手伝ってあげる人が誰もいません。そのことが心配で私は学校に行けませんでした。我が家は貧しいです。父や母には心配をかけたくありません。私は両親の助けになりたいのです。」と幼い少女が張り裂けそうな胸の内を語ってくれました。
ジメナさんはとっても心優しい人です。
その後、スタッフと家族の励ましによってジメナさんはついに学校に戻ることを決意しました。
両親は彼女がそんなに家族を大切にしてくれていることを知り大喜びでした。
<校長先生もびっくり!>
両親は、娘のジメナさんが学校に再び通えるようになったことをとても喜んでいます。
最も印象的だったのは、校長先生が言った言葉です。
「どうやってジメナさんを学校に戻したのですか?実はもう一人、授業に出ていない子どもがいるのですが、その子も助けてくれますか?」スタッフは快く快諾しました。
現在ジメナさんが再び学校に行き始め、私たちもとても大きな励ましと喜びを得ています。
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