活動ニュース

2023.03.24【カンボジア】子どものお母さんのストーリー

保健推進ボランティア ソッツ・ウンさん

子どもたちを取り巻く環境を改善していくために、FHカンボジアがチャンヒア村で取り組んでいる保健活動に、ソッツ・ウンさんはボランティアとして参加しています。ソッツさんは、古い習慣や行動が変わると、家族の健康と生活が変えられることを体験しました。

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Q.FHが介入する前の状況を教えてください

A.「家庭が貧しいことが恥ずかしくて、いつも自信がなく、よく病気になりました。特に私の子どもたちは、ほぼ毎月、コレラ、デング熱、マラリアにかかりました。辛うじてお金があるときは、地域の保健所に子どもたちを連れて行けましたが、お金がなくて連れて行けなったこともあります。そのような時は民間治療に行き、祈ってもらったり、ハーブを飲んだりしました。時々、私たち家族は他人からお金を借りなければならず、病院での治療に少なくとも 73 ドルから 100 ドルかかりました。私たちにはお金がなく、その費用を賄うために余分な時間を使って他の人のために働かなければなりませんでした。
すべては非識字の影響によるものです。家族のすべての要求を一度に処理することはできませんでしたし、適切な計画と実行なしで生計を立てていたので、私たちは十分に食事はおろか、生活そのものがうまくいきませんでした。」

Q.子どもたちの生活はどうでしたか?

A.「私は小さい頃、学校に通わなかったので、他の人とのコミュニケーションが不足していました。家計の問題に対処することさえできなかった自分が恥ずかしく、また人に会うのも恐れていました。子どもたちへの教育の価値は理解していませんでしたし、子どもたちには家族のために働いてほしいということを口にしていましたので、その影響を受けて、子どもたちは学校を中退したほうがいいのではないかとさえ考えていました。そのような貧しい状況にあったため、子どももなかなか進級できないでいました。 娘は学校を中退していましたが、今は 15 歳で 5 年生に戻っています。今は、彼女を二度とそのように中退させないことを約束しています。」

Q.FHの活動を通してどのように変わりましたか?

A.「私は 2017 年から、FHの 保健推進ボランティアと貯蓄グループ活動に参加するようになりました。その活動を通して、新型コロナの認識と予防や適切な手洗いの方法、保健について学んだり、個人および家庭での衛生の大切さを知りました。また貯蓄の原則について学び、貯蓄帳簿の確認、毎月のミーティングへの参加など、さまざまなトレーニングに参加してきました。
これらの活動に参加することで学んだことは、自信と勇気、隣人との良好な関係を築くこと、自分の考えを積極的に表現し、彼らと話すこと、健康に関する多くの理解と情報を持つことの大切です。私は衛生状態を正しく保ち、自己管理を実践し、健康と衛生について学んだ教訓を隣人に広め、貯蓄グループにも参加するよう勧めています。
家族の生活は以前よりも改善されました。たとえば、健康に対する認識、子どもたちの教育の価値の大切さ、適切な栄養を取り入れること、健全な衛生習慣の実践、清潔な水とトイレへのアクセスなどです。個人衛生と住宅環境を改善したことで、子どもたちが以前のように病気にならなくなったことがわかりました。私の家族は以前のように借金をする必要がなくなりました。村人との関係はとてもいいです。子どもたちにも定期的に学校に通うように励まし、将来の教育のために貯蓄をしています。」

Q.これらの変化についてどう思いますか?

A.「FHプログラムに参加できたことをとても嬉しく、誇りに思います。健康と幸福に対する私の行動が改善された後、私の家族には多くの変化が起こりました.隣人、特に家族に教える機会があります。この保健活動を通して、私の家族の生活の質が変えられました。」

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