わたしはドルカス・イギホゾです。わたしはルワンダのサルヘシ村に家族4人で住んでいます。
今回、私のお母さんがインタビューを受けました。
Q1. この活動に参加する前まではどんな生活をしていましたか?
*FHルワンダの支援を受ける前の生活はとても苦しかったです。私たちは十分な食事を食べることができず、子ども達の栄養状態にも影響が出ていました。家庭菜園を作るなんて考えはありませんでした。家族4人分の健康保険も払うことができませんでした。農業に使う肥料も手に入れられず、50平米の土地では、がんばっても20kgばかりの豆しか収穫できず、トマトやナスも栽培していましたが、どれも期待したほどの収穫を得られずにいました。家庭には収入源がなく、食料も少なく、手に入れることができるわずかな食料は十分な量ではなく、それを1日1回しか食べられない子ども達は栄養不足になっていました。家庭で入手していた食物にはサツマイモ、ジャガイモはありましたが、非常に高価だったので、少量しか子どもたちに食べさせることができませんでした。
私たちは肥料の元となるヤギや鶏、豚などの家畜を飼っていなかったので、肥料を得ることができませんでした。かご一杯の肥料を2000FRW(266円)で購入するのも大変だったのです。その原因は、農地が小さかっただけではなく、近代農法や作物に肥料を与えることへの知識不足、肥料の入手も困難だったからです。もし肥料を手に入れたとしても上手に使うことはできなかったと思います。
Q2.FHの活動に参加するようになってどのように変わってきましたか?
FHから豚1頭の支援をしていただき、そこから少しずつ生活が改善し始めました。豚の糞尿を肥料として活用することができるようになりました。肥料を活用してバナナ(マトケ)など、さまざまな作物の栽培につながりました。バナナの房の重さは、肥料を導入する前は8kg程度でしたが、40kgになり、お腹を満たす質の良いバナナが収穫できるようになりました。それに伴い、収入が向上しました。バナナは 1kg あたり 350 FRWで売れ、市場での価格が上昇した場合には概算で 1kg あたり 400 FRWになります。45kg のバナナ 1 房は1万8千FRW(2,400円)に相当します。私は1ヶ月に少なくとも 5 房のバナナを収穫して 9万FRW(1万2千円)を得るようになり、その収入を貯金しました。『1年間のバナナの収穫で12万FRWになります』さらに、それを元に11万FRWの牛も購入できました。また、肥料のおかげで、150kgの豆と20kgナスを生産できました。ナスは1kgあたり500 FRWなので20kgで1万FRW(1,330円)になりました。豆の一部は種用に取り置きし、50kgを4万FRWで売りました。今の豆の相場は1kgにつき800FRWです。この収入を使って、基本的な生活必需品と、家族の1万2千フランの医療保険、そして安心のための蓄えなど、お金に関するすべての問題が解決できそうです。支給された豚は再び4匹の子豚を産み、そのうち2匹を売却して子どもの学費、制服、靴、さらには食用油、塩、石鹸などの生活必需品と貯蓄に充てたいと考えています。
感謝のメッセージ
「支援が全くない状況では、暮らしを支える収入源がありませんでした。豚を飼うことで食べものを得て、子どもたちとの暮らしをまかなうことができるようになる、ということを教えてもらえるとは思ってもみませんでした。これからも豚の飼育を続けて、生産をさらに増やします。子どもたちも勉強しており、薬や基本的な必要、その他の生活必要要件も満たされているので、母親も家族も、将来に希望を持っています。」
*FH:国際飢餓対策機構
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