私は小学6年生のカンナ・トングといいます。今、カンボジアのスバイルーにある小学校に通っています。私は両親と16歳の兄と一緒に生活をしています。2019年から*FHカンボジアがしている活動に参加するようになってから、生活が変わり始めました。
FHが地域開発を始める前までは、「私の家族の生活は非常に乏しく、生活が困難でした。私たちは正しい衛生習慣の認識がなく、トイレや清潔な水を手に入れる手段がありませんでした。家族を養うためにお金を稼ぐ方法ばかりに気を取られて、子どもたちの教育を大切にしていませんでした。夫と私はお金がないことでよく喧嘩をしていました。このような状況だったため、私はあえて人と話をすることもやめてしまい、そのため、子どもたちは学校を休んだりすることもありました。子どもたちは病気になり、やる気も出ない、不幸せな生活を送っていました」とお母さんが言っています。
「サポートチャイルドになる前までは、お母さんが言ったように私はよく病気になっていました。発熱、下痢、腹痛がよくありました。私が病気になると、お母さんがスバイルーにある保健センターに連れて行ってくれて、時には地元の薬局から薬を買ってくれました。ほかにも両親がケンカすると、お父さんが家を出てしまうことがありました。そのときは、学校に行くのがとても恥ずかしかったし、そのことで友だちや兄から孤児とからかわれて、とても傷つきました。学費を払うことができなかったので、学校を退学しました。そのため、お母さんと一緒にキャッサバ畑で働き、雇い主からお金をもっていました。ある日、村長が私の両親を自宅に呼んで、お互いに和解するように働きかけてくれたので、両親が別れることなく、一緒に暮らすことを約束してくれました。両親がいて、家族の中でケンカがなくなって、とてもうれしかったです。
兄と一緒にFHカンボジアのチャイルドサポータープログラムに参加するようになってからは、サポーターさんに手紙を書くことや、子どもクラブにも参加し、公衆衛生、石けんによる手洗い、安全な飲料水、トイレの利点など、個人の衛生、動物小屋の掃除や新型コロナの予防について多くのことを学びました。お母さんは教育ボランティアとして、FHの活動に参加し、幼児期の発達について学び、近隣のメンバーにも分かち合っています。」
「家族と私が FH の活動に参加してから、私たちに大きな変化がありました。たとえば、子どもの教育に対する理解が深まり、お母さんが私と兄を学校に通わせてくれるようになりました。私の家族はきれいな水、トイレを使用するようになり、在宅での衛生管理をするようになりました。私の両親は互いによい関係を築いており、もうケンカはしていません。また、地域の人々ともよい関係を築いています。
ほかにも家族で生計向上活動に参加するようになって、鶏と牛の飼育で収入が増えています。農業活動を含め、年間 4,500 ドルから 5,000 ドルの収入を得ることができるようになりました。両親はいつも私たちにもっと勉強するように励ましてくれるようになりました。将来、私たちを高等教育に行かせてくれることを約束してくれています。」
カンナさんからの感謝のメッセージ
「FHのサポートチャイルドになってから、家族や地域に多くの重要な変化が見られて、とてもうれしく思います。私は FHの活動を通して、特に教育、衛生、健康関連の問題について、これからも新しいことを学びたいと思っています。私は勉強を続ける動機が与えられました。FHのスタッフが、いつも私たち家族や地域の子どもたちの家庭訪問をして励ましてくれているからです。そのことを本当に感謝しています。」
子どもたちを支える方法は2つ
特定の子どもとつながって成長を見守りたい!
そんな方は「子どもを支援する」
子どもを取り巻く環境の改善を応援したい!
そんな方は「活動を支援する」