活動ニュース

2022.10.07【カンボジア】新型コロナによる影響

新型コロナウィルスによって教育や健康の活動分野も打撃を受けました。2年近く子どもたちの授業は中断を余儀なくされましたが、昨年末の2021年、ようやく子どもたちは学校に戻ってきました。子どもたちは、先生や友だちに会えること、そして教室に戻れることに興奮していた一方、保護者の中には新型コロナの恐怖が拭えず、躊躇する者もいました。こうした不安を解消するため、先生方や地域の方々、そして*FHチームにより、学校での感染防止対策の準備が確実に進められました。政府が先生方に提供した手順のガイドに沿って、手洗い場が設置され、石けんと体温計が用意され、子どもたちが学校の周囲に入るときに体温をチェックできるようになりました。さらに、子どもたちにはマスクの着用が義務づけられました。FHカンボジアのスタッフによる啓発キャンペーンや正しい手洗いの実演も行われ、良い習慣の持続ができるようにしました。

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学校が再開されると、親や養育者の役割が非常に重要になります。教育・青少年・スポーツ省とFHカンボジアを含むパートナー団体が実施した共同アセスメント(分析、評価)では、遠隔授業の課題が挙げられ、すなわち、ある子どもは勉強への興味や意欲を失い、ある子どもは教材の入手や家庭からのサポートがないために機会を失って、退学するリスクが高くなることが予測されました。そこで、FHカンボジアでは、地域内の学習スペースである子どもクラブを機能的に整備し、子どもたちが地域内で様々な活動をしながら、同時に学習ができるようにしました。 また、学校と連携して入学キャンペーンを実施し、子どもたちやその家族に学校が再開されることを知らせました。学校に登校していない子どもたちを意図的に訪問し、ボランティアやFHスタッフが子どもたちに学校へ戻ったかどうかを確認し、戻っていなければその理由を聞いたり、親と話をしたりする機会として、フォローをしました。先生だけの仕事ではなく、地域全体の働きとして取り組めたことは評価できる点でした。

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(ボランティアが子どもたちに勉強を教えている)

*FH:国際飢餓対策機構

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