2022.09.30【チャイルドストーリー】もう学用品の心配はしなくていいの！

私の名前はジョイスです。両親と一緒にウガンダで暮らしている小学5年生の女の子です。*FHウガンダが村で活動を開始する以前は、制服、本、鉛筆、ペン、学費などの学用品を両親に用意してもらえなかったので、ほぼ毎日、家に帰されてしまうので、学校の授業を受けることができませんでした。

私たちの地域でFHの支援が始ってから、多くの活動が実施されるようになりました。私の家族にも多くの良い変化が起こりました。両親は農業事業、商売、持続可能な農業のための気候変更に対応する技術、貯蓄などの研修を通して、小規模な収入向上事業への投資に関する技術と知識を身につけ、また農業技術を向上させて生産性を高めることができるようになりました。現在、両親は家畜や家禽を飼育していますが、その一部を売って収入を得ています。さらに、向上した農業技術を用いて、家庭菜園の生産量を増やし、家庭で収穫物を消費するほかに、一部を売って収入を得られるようにもなりました。このように収入が増えたため、両親が学校に必要な費用を支払うことができるようになって、学用品や制服を買い与えることができるようになりました。学校に必要なものが揃っていないからという理由で私が家に帰らされることもなくなりました。

最近、私の家族は乳牛を支援を通してもらいました。将来はより多くの牛乳を生産して、家庭で飲むほか、新たな収入源となるだろうと希望を持っています。それ以外にも*バイオガスを導入したことで、家庭での調理が容易になりました。薪のための森林破壊が減り、環境保護にも貢献しています。また、薪を集める時間も節約できて、その時間を使って本を読めるようになりました。薪を集めるために藪へ行くと危険な目に遭う可能性もあったんですが、そんな危険からも守られるようになりました。

（バイオガスを用いて料理をするジョイスさん）

ジョイスさんからの感謝のメッセージ：
「FHウガンダが私の住む地域に来てくれて、暗黒の世界に生きていた私の家族に光を与えてくれたことを神さまに感謝します。学校からの帰りが遅れても、いつでも料理ができ、ご飯が食べられるようになりました。学校での成績も大きく変わり、家庭での生活も以前とは違ってとても良くなりました。健康面でも、煙に悩まされることがなくなったので、体調が良いです。薪の煙でフライパンが汚れることもなく、食べ物も十分にあり、学校も楽しいです。もしFHが村に来てくれなかったら、私は学校に行っていなかったでしょうし、牛を飼うことも、バイオガスを使うこともなかったと思います。私たちの地域で活動して私たち家族に光を与えてくれたFHウガンダとサポーターさんに神様の祝福が豊かにありますように」

＊FH: 国際飢餓対策機構
＊バイオガス：再生可能エネルギーであるバイオマスのひとつで、有機性廃棄物（生ゴミ等）や家畜の糞尿などを発酵させて得られる可燃性ガス。