2022.09.08【バングラデシュ】安全な水の供給

＜地域住民がポンプを利用＞

ジリム集落の地域住民の多くが、家事や入浴を池の水に大きく依存していることがわかりました。そこでスタッフはさまざまな村を訪れ、調査をし、ミアパラ村においては全25世帯が池の水を日常生活に用いていることや、飲み水を遠く離れた井戸から汲んできていることがわかりました。彼らの生活に大きな負担を与えていることから、FHバングラデシュは地域の人々と協力し、この村に水中ポンプを設置しました。その結果、今では村の全員がこのポンプの水を飲み水や料理、食器洗い、洗濯、入浴など、さまざまな用途に使えるようになりました。このポンプの水を使うことで、家族の水を媒介とする病気の流行が減り、そのため病気の治療に使っていたお金も節約できるようになりました。また、ポンプとその周辺を清潔に保つためのメンテナンス維持のために、地域の人たちと一緒に委員会を結成しています。委員会のメンバーは毎月ミーティングを開き、各家庭から10タカの電気代を徴収し、これからはポンプの修理代として積み立てていきます。これらの活動は、人々の結束力を強めています。

＜水中ポンプを設置＞