活動ニュース

2022.08.19【チャイルドストーリー】活動から多くを学んだ!

わたしはヴェスナ・ナンといいます。8歳です。わたしはカンボジアにあるチャンヒア小学校に通っています。
わたしはお父さんとお母さん、3歳の弟と一緒に暮らしています。

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(水色の服の少女がヴェスナさん)

ヴェスナさんのご両親にインタビューをしました。
Q1. 支援が入る前の状況を教えてください。
父:「私たち家族の生活は大変でした。結婚した後、1年のうち2ヶ月間は食料が不足し、森に入って木を伐採し、それを売ったお金で米や食料を買ってしのぎました。健康や衛生に関しては、池の水を使い、トイレもなく、野原で排泄し、衛生観念がなく、子どもたちはよく熱を出して下痢を起こしていました。生活が大変だったため、よく家庭内で口論し、お互いを理解していませんでした」
母親:「当時、私は保健衛生に関する講習会も受けたことがなく、衛生への理解がありませんでした。自分が親から教わった習慣に従っているので、子どもたちは頻繁に病気になっていました」

Q2. 生活はどのように変わりましたか?
母親:「現在は食料が十分に自給できるようになり、私自身も読み書きを学んでいます。子どもたちは十分な栄養が摂れるようになって、健康です。家族は毎日きれいな水を使い、トイレもあり、家の周りの環境もきれいになりよくなりました。家族内も口論が減りました。*FHカンボジアを通して学ぶ機会が増えたことで、以前より自信がもてるようになり、理解力が増えて、家族を思いやることができるようになりました。健康や衛生面では、ろ過した水を使い、トイレを清潔にし、家庭環境を清潔にしています。また娘の家庭学習を手伝っています。娘のヴェスナは読み書きができるだけでなく、料理、家の掃除、動物の世話、弟の世話、家事もいくつか手伝えるようになりました」

Veasna drink clean water.jpg

Q3. 地域はどのように変わりましたか?
母親:「私たちの地域にFHカンボジアが来る前に顕著だったのは、ほとんどの家庭が栄養失調状態でした。病気や貧血が頻繁に起こり、どの家庭も不衛生で、生水を飲み、野外で排泄をしていて無知でした。子どもたちの教育も大切に考えていませんでした。FHカンボジアが健康、衛生、身の回りや家の掃除、農業技術について、地域の家族に教えて普及させた結果、新しい知識が身につき、実践できるようになった家庭が多くなってきています。」

Q4. これらの変化についてどう思いますか?
父親:「娘がFHカンボジアのサポートチャイルドになり、妻も幼児教育のボランティアをしていることを、とても嬉しく思っています。妻はまだあまり字が読めませんが、とても優秀です。FHカンボジアのスタッフからの励ましと指導、そして妻が子どもたちへの家庭教育を実践し、学校でも家庭でも一生懸命勉強するように促したからこそ、このような結果になったのでしょう。地域の家族がみな、清潔なトイレときれいな水を使うことができ、家庭でも子どもたちをよく養育し、親たちが教育を大切に考えて学齢期の子どもたちを学校に通わせているのを私は見ています。私自身は、家族が生活の質を向上させ、快適な家に住めるようになることを望んでいます。また、子どもたちの全員が衛生を実践し健康が保たれ、高い教育を受け、明るい未来を手にすることを望んでいます」

Veasna washing .jpg

ヴェスナ ナンさんからの感謝のメッセージ
「わたしをサポートチャイルドに選んでくれたこと、またスタッフが訪問して絵や塗り絵、サポーターへの手紙の書き方を教えてくれて感謝しています。これからも勉強をがんばります。」

*FH:国際飢餓対策機構

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