スレイニック・リィは、カンボジアのスバイルー地区に住んでいて、クナール・トップチェイ中学2年です。彼女は14歳ですが、ボランティア教師として、小さい子どもたちの勉強を見てあげています。彼女の家族はご両親と姉弟3人の5家族です。彼女の家族は農業と食料品店の販売をして生活をしています。
今回、リィさん家族に活動について質問をしてみました。
Q1. 活動が始まる前はどうでしたか。
お母さんのロンさん:「活動支援が始まる前は、大変な生活をしていたんです。ヘクタールの土地があっても、1年のうち1、2カ月は食べるものがない状態でした。米やキャッサバの収穫量が少なかったからです。私たちは、家族を養うための他の収入源を得るために、隣人の農場で農作業をする必要がありました。夫はいつも酔っぱらっていて、子どもの世話や家事の責任を持って手伝ってくれませんでした。私に頼り切っていました。私は、子どもたちに適切な栄養を与えることができないことに憤りと不安を感じていました。あとで気づいたんですが、私たちは衛生観念がなく、不健康な生活をしていたために、子どもたちはいつも下痢やその他の病気に悩まされていました。それは、いつも排泄するときは、茂みを探してそこで済ませていたからです。このような病気の原因を知ったのは、村で保健ボランティアを始めたときです」
Q2. 活動に参加してどうでしたか。
お母さんのロンさん:「2014年、FHが来たとき、スレイニックがサポートチャイルドに選ばれたんです。その時、彼女は7歳でした。その頃から、FHのスタッフが一貫して子どもの家庭訪問をし、勉強を教えるよう励ましてくれたことを思い出しました。それ以来、励みになっています。そして2017年、私の村でさらに保健ボランティアを選出したとき、私もその一人に選ばれました。私は衛生と衛生、母乳育児の実践、適切な栄養、デング熱、インフルエンザ、下痢、そして最近ではマラリアと同じく蚊によって引き起こされるチクングニア熱などの季節の病気についての認識など、さまざまなレッスンに関する定期的なトレーニングに参加しました」
スレイニックさん:「私は小さい頃から村の子どもたちの活動に積極的に参加してきましたが、今はボランティア教師として他の子どもたちの勉強を手伝っています。私は、ボランティア教師として効果的に子どもたちを指導して、物語を読んで、若い子たちのお手本となれるように教えてもらいました」
<ボランティア教師をしているスレイニックさん>
Q3. 活動に参加してどのような変化がありましたか。
お母さん:喜んで「5年間保健ボランティアとして活動する中で、私たち家族の中でたくさんの積極的な変化が起こりました。安全な水を飲み、排泄の際にはトイレを使うなど、正しい衛生管理を実践しているので、子どもたちは健康でめったに病気になりません。3人目を出産したときは、生後6カ月までは母乳のみで育て、6カ月から今までは補完食を与えるなど、適切な母乳育児を実践しています。さらに、2人の娘は学校での成績も良く、優秀な生徒となり、先生からも感謝されるようになりました。私たち夫婦は、そんな娘たちを誇りに思っています。 夫も、子どもたちの成長を目の当たりにし、良いお手本にならなければと、お酒を飲む量を減らしました。 夫は家族を支えるために、私たちの生活を向上させようと頑張っています。また、子どもたちが家事を手伝ってくれるようになったことも嬉しいことです」
スレイニックさん:「成長するにつれて、いろいろなことに気づきました。家事を手伝った方がいいと思ったので、皿洗いをしたり、裏庭を掃除したり、料理を作ったりしています。勉強も集中して、しっかりやらなければならないと思っています。年長者や他の人に敬意を払うという、大切な価値観もたくさん学びました。父が私たちに愛情を注いでくれていることもうれしいです」
お父さんのロムさん:「近所を見て思うことは、私の家庭はかなり良い方向に変化しています。妻との関係も以前よりずっと良くなりました。子どもたちのこともとても大切に思っています。今まで、子どもたちに気を配っていなかったことを悔やんでいます。FHカンボジアの活動に刺激されて、家族がより良い方向に向かうようになってきています。私が家族の模範になれるように努力していこうと思っています。また私は、妻から教えてもらった衛生管理の方法を応用しています。家族のためにバスルームとトイレを作りました。トイレは清潔で臭いもありません。娘たちが快適に使えるトイレがあり、外から見られる心配もありません。私たち家族の健康維持のためにきれいな水を使い、病気になることもありません。入院費もかからなくなり、良い投資となりました。家族のため、子どもたちの未来のためにお金を貯めることができるようになりました」
<リィさん家族:お父さんのロムさん、妹カトナさん、スレイニックさん、お母さんのロンさん>
Q4. 将来の夢などはありますか。
スレイニックさん:「以前は、将来の計画を立てられませんでした。でも、これからは大学まで勉強するつもりです。そして、弟妹や両親を助けてあげられるようになりたいです。そして、自分のスキルや知識を高めていきたいと思っています。そうすれば、人生の目標を達成することができると思います」
お父さん:「子供たちの卒業という夢が叶い、将来の生活が豊かになるよう、勉強ができるように援助していきます」
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