●ウガンダ:人権教育で家庭内暴力を大幅に軽減
コロナ感染を防止すると共に、増加している女性と女児に対する暴力に対応するため、教師を含む地区のリーダーやソーシャルワーカー、女性リーダーが人権について学び、保護者に伝達することで暴力の発生件数の70%軽減につながりました。またラジオ番組と地域の巡回を通して、人々はコロナの感染リスク、症状、コロナと他のウィルスの違いについて、また予防対策、自宅で発症した人の看護方法、隔離期間、症状が深刻化した時の対応などについて理解しました。
●バングラデシュ:3万人の人々に予防法を啓発
多くの地区が閉鎖され地区間の移動も厳しく制限、市場も閉鎖されました。その結果、大多数が日雇い労働者として生活をつないでいたので収入源が断たれて、通常の生活ができなくなりました。マチュパラで「コロナ支援プロジェクト」を開始し、コロナ予防啓発のメッセージや音声クリップをバイクを使ってスピーカーで拡散しました。これは村の中の遠隔地でも行う予定です。約3 万人の人々が予防法について聞くことができ、意識向上に効果的でした。またチラシ1,000 枚を配布、4 つの看板でコロナ感染予防法を伝えました。
●ボリビア:緊急支援物資配布や疾病の情報提供
[アサワニ] コロナ禍で通信環境がまだ整っていない村々に、工夫をして出来るだけ多くの人々と携帯電話などで話し合いをしました。人々はこれまでの衛生習慣の学びを通して、手洗いの実践の重要性についての知識を深めています。また栄養価の高い食べ物で免疫強化を図っています。167 家族が緊急支援物資を受け取り、生きる希望が与えられました。配給された物は小麦粉、麺、とうもろこし、米、油、砂糖などの食品と感染防護品、感染防止に関するパンフレット、新約聖書、聖書学習のための雑誌です。
[リオカイネ] 不十分な保健設備や医療従事者の安全面の懸念、医薬品の欠如、孤立した場所があること、ベッドや人工呼吸器の数に限りがあることなどが課題です。また地域の医療従事者が恐怖を感じ、患者のケアが十分できなかったり、市から医療従事者に防護用品が十分に与えられていなかったりしています。田舎の地域では人々がそれぞれ薬やハーブ茶などを飲み、ユーカリやカモミールの蒸気を吸って対策を取っていました。コロナに関する情報提供や、マスクの着用を促し、石鹸と水、あるいは消毒剤で手を洗う、握手を避ける、挨拶で頬にキスをしない、身体的距離を空けるなどを実行するように伝えました。
●カンボジア:物資配布、子どもたちのストレス軽減
FH は最貧世帯28 世帯(130 人)に食料を配給し、また彼らが自宅で野菜を栽培するように奨励、堆肥を使った技術を伝えました。地元関係者や地域の保健センターにマスクやアルコールなどを提供しました。6 つの地域の政府機関に、消毒用アルコール300ℓとフェイスマスク30 箱を提供しました。
学校のクラスがオンラインに移行したことにより、子どもや若者はストレスを経験しました。保護者に子どもたちのストレス軽減の方法、コロナについての説明の仕方、子どもたちとの時間の過ごし方、遊び時間の持ち方や興味を引く活動の取り組みについての訓練会を実施しました。子どもたちには、コロナについての絵本を配布しました。若者たちもウィルス感染を防ぐ方法を学びました。トレーニングを受けた30人の若者たちがまず近所の子どもたちや家族などに学んだことを伝えています。
●フィリピン:情報提供で地域住民の意識を向上
地域隔離と移動の制限の影響を受け、SNS などを通して視覚資料を配布し、地域の人々の意識を高めました。コロナに関する情報、感染した際の症状、感染の広がり方、予防と治療方法とフェイスマスク、消毒剤、石鹸の使用について伝えました。都市封鎖によって仕事もできない人々は、政府や他の支援がない中で生活をしていました。FH フィリピンはスラで58 家族に、マトノグで242 家族に5㎏の米とイワシ缶詰5 缶を5 月に配布しました。
●ルワンダ:栄養不足の子どもや妊婦に食料配布
コロナ感染防止対策によって影響を受けた人々に対して、食料と衛生用品を支援、豆1,500㎏、トウモロコシの粉2,500㎏、石鹸1,000 個をルハンゴ地区の行政局を通して支給しました。最もコロナの影響を受けているのは子どもたちと女性、特に妊娠中の女性たちです。FH は子どもと妊婦の栄養不足の進行を防ぐために、危険性の高い231 家族には追加の食料を、さらにすでに栄養が不足している子どもと妊婦には、おかゆ用ソソマ粉(大変栄養価の高い粉)を480㎏追加しました。また貧困家庭にはトウモロコシの粉1,565㎏と豆625㎏を配布、配布を手伝うFHのボランティアとコミュニティの人々にマスクを4,800 枚と手洗い用石鹸1134 個を支給しました。
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