私たち、大阪女学院中学校 2年生の有志 54人と学年教師 8人は、このたびJOYというグループ名で、ウガンダ・ナムトゥンバの 9歳のフランク君のチャイルドサポートを始めることにしました。私たちがこの活動を知って、参加させていただくに至った経緯をご報告させていただきます。
私たちがハンガーゼロとチャイルドサポートのことを知ったのは、昨年の冬でした。長年この活動を支援してきた私たちの学校の平林先生が、ロングホームルームの時間にお話をしてくださったのです。日本に生活している私たちは、きれいな水がふんだんに使え、毎日食事ができ、学校に通って勉強やクラブ活動をしています。
しかし世界に目を向けると、その当たり前が当たり前ではない子どもたちが大勢いることを、驚きとともに知りました。毎日私たちに関わって下さっている先生からお聞きした、アフリカを訪れて床や壁など学校を造るお手伝いをしたお話や、現地の子どもたちとの交流経験のお話は、一時の感動に終わらず、私たちの心に残り、世界のために何かしたいという種を蒔いてくださいました。
そしてやって来たコロナ禍。私たちの学校も長く休校になりました。学校に行きたいけど行けない...私たちの中で1つの当たり前が崩れました。それは想像以上に辛くて淋しい体験でした。6月半ばに学校が再開してからは、学校に行けること、友だちに会えること、勉強ができることの喜びを日々感じながら過ごしています。
フランク君を支援するために私たちも成長します
そして再開した学校の礼拝で、またハンガーゼロの活動のお話に触れる機会がありました。去年心に蒔かれた世界のために何かしたい思いと、休校期間中に学校に行けなかった辛い体験が、私たちの中で繋がり、チャイルドサポートをさせていただくこととなりました。JOY のみんなで、毎月のお小遣いの中から100円ずつやりくりして献金にし、フランク君に届けていきます。
支援を始めるにあたり、JOY のみんなで1枚ずつ、写真入りの英語の自己紹介カードを書きました。今後もカードを送ったりしたいので、英語を一生懸命勉強しようと思っています。フランク君のこれからの成長も楽しみですし、私たち自身もこの活動を通して世界のことを学んだり考えたりしていきたいです。JOY というグループの名の通り、私たちに与えられた日常に感謝し、世界の誰かの喜びのために、私たち自身も喜びを持って、これからも活動を続けていきます。
大阪女学院教諭 中村忍(写真中央)
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A 組 伊原拓希 (いはらひらき)
支援によってつながれる感動
今、フランク君は私の大切なお友だちです。こんな広い世界なのに、支援によってつながることができてとても感動しています。フランク君が心から大好きだし、だからこそ、この思いが彼に届いてたくさん幸せな気持ちになってほしいと思います。
B 組 飯原優実 (いいはらゆみ)
映像を見て力になりたいと
私がJOY のメンバーになろうと思ったきっかけは、学校でハンガーゼロの映像を見て、世界にはご飯を満足に食べることのできず、勉強もできない子がいることを知り、少しでも力になりたいと思いました。1人でも笑顔になれたらいいなと思います。
C 組 林凜華 (はやしりんか)
世界の貧困を助けたかった
私はチャイルドサポーターになって本当に良かったと思っています。私は世界の貧困を助けたいとずっと思っていました。今回フランク君を自分も関わって助けられると思うとすごく嬉しいです。また、フランク君には立派な大人になってほしいです。
D 組 山本輝奈 (やまもとひな)
自分もサポーターになれる!
私たちにとって学校に通うことはあたり前のことで、世界には貧しくて学校に行けない子がいると知りショックでしたが、自分の少しのお金でサポーターになれると知ってJOY に入りました。フランク君が楽しい学校生活を送ってほしいです。
E 組 長谷川芽依 (はせがわめい)
支援できるのは素敵なこと
日本からとても遠い国、ウガンダに暮らすフランク君の支援ができるなんて信じられないくらい素敵なことだと思います。ひと月たった100円ですが、フランク君が少しでも幸せになってくれればいいなと願っています。
子どもたちを支える方法は2つ
特定の子どもとつながって成長を見守りたい!
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