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2020.05.08【フィリピン】家庭菜園がコロナウイルス対策になった経緯

フィリピン大統領が2020年3月16日にマニラ首都圏のコロナウイルス封鎖(ロックダウン)を宣言したとき、支援している多くの家族がパニックになりました。都市部で母親たちがしている「レインボー」という名の貯蓄グループの参加者は収入の喪失による絶望していました。

国際飢餓対策機構(FH)は2017年に、マニラの都市部あるナボタスで仕事を始めました。住宅は国が定めた規定の標準以下のクオリティで大変危険な状態でした。火災が起こると、一軒だけでなくワンブロックごと燃えてしまいます。多くは電気配線不良が原因です。親たちの多くは、日雇い労働者で、ほとんどの人たちはその日から次の日までで、どれくらいの収入が得られるのか分かっていませんでした。子どもたちには良い環境とはいえない場所です。 そんな街がロックダウンされたため、親は子どもたちを養うためのお金を稼ぐことができなくなりました。

レインボー貯蓄グループは、FHの生計担当官であるジェラルディン・マバエ氏の支援により、2017年に会議を開始しました。貯蓄グループでは、予算と貯蓄について学び、少額のローンを借りることができました。また、健康、衛生、栄養について学び、子どもたちがより強く、より健康に成長できるようになります。

リサイクル:コロナウイルス対策としての再利用
レインボー貯蓄グループの母親たちは、政府所有のマングローブの沼地に住んでいます。野菜を植える土地はあまりありませんが、家族のために栄養価の高い野菜を栽培したいと考えていました。そこでFHは、母親たちがアーバンガーデニングセミナー(都市型農業・垂直農業)に参加できるように支援し、プランターを作るための土を彼女らに提供しました。母親たちは小さな広場と住宅の壁に地域の菜園を作りました。下記には彼女たち自身が語ってくれたことです。

リリベス・デラ・ローザさん、レインボー貯蓄グループ会計:
「私たちは自宅の庭に野菜を植えました。私たちは古いポット、ブリキ缶、また工場で見つけたリサイクル可能な素材を利用しました。スペースには限りがありますが、植栽として育てています。」「私たちは最低限の食物としてカモテ(サツマイモ類)の葉と茎や植物の芽だけでも植えています。特に政府が地域検疫を発表して以来、家庭菜園の重要性を感じました。」
Rainbow-garden1-Lilibeth Dela Rosaのコピー.jpg

貯蓄グループメンバーのビバリー・ササボさん
「作物を作ることで私たちの支出を減らすことができます。育てた野菜を家族に食べさせることができます。これらの野菜は栄養価が高く安全です。また、近所の人たちとお金を分け合って助け合うことができます。
 この新型コロナウイルスの期間中、私たちは家庭菜園をしているので、ウイルスからの感染から守られ、検疫検査に従うためにも、もはや市場に出かける必要がありません。
 私たちはナス、ゴーヤ、白菜、マスタードやひょうたんを栽培しています。 それによって私たちの労働の実を見ることができる喜びを与えてくれています!」
Beverly Sasaboのコピー.jpg

貯蓄グループメンバーのカルメン・アルカサルさん
「現在、私たちはいんげん豆やフジマメなどの作物を栽培していますが、最近では新しい野菜も植えています。新型コロナウイルスが登場した今、家庭菜園は私たちにとって大きな助けとなっています。収穫するものがある人たちはみんなで、お互いに収穫物を共有します。特に植物の芽は早く成長するからです。これらの野菜を市場で買うことはもうありません。
Carmen Alcazarのコピー.jpg

フィリピンのコロナウイルス対応でチャンスを得る
FHのスタッフジェラルディンは、ロックダウンされる以前のように、毎日一緒に働いていた人たちと交流するための新しい方法を見つけています。ジェラルディンは携帯電話で貯蓄グループの人たちと話すことで、話の内容と写真を入手することができました。同様に、世界中にいるFHのスタッフたちは、地域リーダーと電話で話し合い、問題の解決を助けています。例えば、地域には手洗い用の水の有無の確認、地域ではコロナウイルスに対してどのような認識が広がっているか。携帯電話を通して、WHOとUNICEFの図を使用して、健康と衛生に関する正確な情報を広めましょうと伝えています。

FHのスタッフたちと毎日一緒に働く人たちが、コロナウイルスが作った壁を取り除く方法を探しています。
レインボー貯蓄グループの会計係であるリリベス・デラローザさんは2人の子どもの母親であり、ネイリストやドレス製作で収入を得ています。彼女の夫はフリーランスの整備士です。 リリベスさんはガスストーブを購入するためのお金が欲しかったのですが、町がロックダウンしているために仕事をすることは困難でした。そこで彼女は、以前の洋裁の仕事で残っていた布でマスクを作り始めました。彼女は平均して4時間で7つのマスクを縫製しています。「私が毎日稼いでいる175ペソ(約3.50米ドル)は、私の家族にとって大きな助けになっています。特に、新型コロナウイルスのために夫に仕事がないからです」とリリベスさんは語っています。

FHはコロナウイルスに対して取り組む多くの母親たちを支援しています。
コロナウイルスによって、最近は非常に多くの母親たちの新しい才能を引き出されています。

Lilibeth Dela Rosaのコピー.jpg

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