2月にウガンダスタディーツアーに参加したサポーターの青木美柚さん
実際に、サポート・チャイルドを訪問しチャイルドやご家族と交流しました。
彼女の感想をお届けします。
『貧困の現実を知っていきたい』 青木美柚さん
私にとってこのウガンダツアーは、これまでの自分の考え方や人生観が完全に変えられるような大きな経験でした。遠く離れた国で暮らす人たちと関わり、自分たちとは全く異なる生活や価値観に触れて、今まで自分が当たり前だと思いこんでいたことはどれも当たり前のことではないと知りました。また人と人との繋がりの大切さも改めて実感しました。何よりもいちばん心に残っているのは、自分のサポート・チャイルドであるエマニュエルに会えたことです。チャイルドサポーターを通してエマニュエルと繋がってから6年ほどになりますが、始めた頃はまさか会える日が来るなんて思ってもみなかったので、本当に夢のようでした。今まで手紙と写真でしか彼のことを知らず、一応自分の中では弟だと考えていましたが、どのように暮らしているのか想像もつかず「よく知らない日本人が訪ねて行って果たして歓迎されるのだろうか」と不安でとても緊張していました。
いざ彼と会って声を聞いた時は感動で胸がいっぱいになりました。さらに、「サポートを受けたその日が忘れられないくらい幸せだった。」という言葉を聞いて、チャイルドサポーターというつながり自体が子どもたちに希望を与えていると知り、とても嬉しく感じました。私はエマニュエルやこの村の人たちのために直接何かしているわけではないけれど、たくさんのあたたかい歓迎をして貰えたことで、遠く離れた国で暮らす一見自分とは関わりのないように思える人たちと、こうしてつながることができるのは実に幸せなことであり、神さまがくださったこの出会いに感謝したいと改めて感じました。私はツアーを通して、「与える」という行為は、喜んで捧げる気持ちがその土台としてあり、神さまはその愛による行いを喜ばれるということを知りました。これまではちっぽけな自分が貧困の中にある人たちのために出来ることなどないのではないか、と考えていましたが、たとえ小さなことでも、そのひとつに愛をこめて捧げることが大切なのだと知りました。また、ナイトdeライトの『大家族』という曲を聞いて、私は八木重吉の詩と通ずるところを見つけました。それは、世の中の人みんながひとつの家に住まえたなら、与えるという気持ちも受けるという気持ちもなく、ただ慈しみ、ただ感謝する、という内容で「受けるよりは与える方が幸いである」という言葉の本質を表しているように思います。これからは一部の先進国の利益のためではなく、地球全体の利益のためと捉えて考えなければならないと思いました。だから、まずは貧困の現実を知っていきたいです。そして私が普段当たり前に使っているものはどれも当たり前のことではないことを覚えて、感謝を忘れないようにしたいです。必要なものは全て与えられているのだから、今あるもので満ち足りるような心の豊かさやゆとりを持っていたいです。
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