世界里親会より2013年度の活動報告をさせていただきます。本年度はウガンダとバングラデシュの2ヵ国での支援を終えることができました。ウガンダにおいては、サポーターの皆様とともに現地で行われた記念式典に参加し、ご支援へのあふれる感謝と笑顔、人々が希望を抱いて自らの足で立ち、歩みを進める姿を見せて頂きました。
この2ヵ国では別の場所で引き続き世界里親会の活動を始めています。教育によって子どもたちの将来が開かれ、さらにはその国の将来を変えてゆく人へと成長することを願い、共に歩みを進めて参ります。皆様の尊いご支援を心から感謝いたします。
■ ボリビア ■
活動地:
・コチャバンバ州アワサニ
・ポトシ州リオカイネ
支援里子数:331名
アサワニ地区では特別医療活動で大人も含めて計275名を診察し、薬品、ビタミン剤、古着、中古のカバン、靴等をプレゼントしました。リオカイネ地区のセンター校(小~高校)に化学薬品と器具、棚、机、椅子等を支援し、生徒も資金集めをして開校以来初の化学教室を開所することができました。
■ ウガンダ ■
活動地:ナムトゥンバ地区(マガタ、イジランゴビ)
支援里子数:498名
2人に1人が貧困状態の村々(国の調査による)において、2013年9月に支援を開始。教室が足りないため、戸外で行われる授業は雨や害虫に悩まされることが多く、地域主体で校舎の建設を始めました。
■ ルワンダ ■
(ピース国際学校)
活動地:首都キガリ、ニャンザ
支援里子数:121名
音楽教育に力を入れています。子どもたちの心を育むだけでなく、寄贈されたピアニカを使って発表会を行い、保護者も共に喜ぶ時間を持ちました。通学できない問題の解決のため家庭訪問をして話し合ったり、共同組合を貯蓄や情報交換の場として用いたりしています。
■ ケニア ■
(シープケア学校)
活動地:ナイロビ郊外
支援里子数:117名
生徒たちは遠足で首都ナイロビの「世界貿易フェア」に行き、見聞を広げる機会が与えられました。またハイスクール進級に欠かせない国の統一試験準備で長い時間勉強する子どもたちのために、世界里親会から食事のサポートを行いました。
■ フィリピン ■
活動地①:ミンダナオ島カパタガン
支援里子数:136名
この地域では学校・地域・家族を巻き込んだ様々な行事が行われています。「先生に感謝する日」には子どもたちと里親会スタッフから、学校の先生に手紙や花束をプレゼントして日頃の感謝を伝えました。
また、生活費を工面するために家族と過ごすことが稀な保護者のために「家族の日」を持って、家族のつながりを再確認してもらいました。
活動地②:ルソン島ビコール地域(スラ、マトノグ)
支援里子数:206名
子どもたちの栄養失調を改善するために週3回の給食を3ヵ月間提供すると同時に、保護者には栄養の学びに参加してもらいました。学びが終了する頃には適切な食事を用意することができるようになりました。支援のゴールを明確にして人々の必要に応えています。
■ バングラデシュ ■
活動地:マイメイシン、マチュパラ
支援里子数:285名
2014年1月に支援が始まりました。貯蓄組合と呼ばれる小グループの集まりを持ち、衛生や識字・ミシン技術の学びや、少額融資による飲料水源の確保やトイレの設置など環境改善に取り組んでいます。
■ カンボジア ■
活動地:オドー・メンチェイ州アンロン・ベン郡5地区
支援里子数:248名
2014年7月の3地区自立支援終了に先立ち、5月に行われた記念式典にサポーターの皆様が出席しました(飢餓対策ニュース6-7月号参照)。残り2地区は来年7月に活動終了予定です。
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